不動産と人間の歴史について

不動産と人間の歴史について

不動産を自由に住み替える時代

大学を卒業するまでは生まれ育った日本家屋に家族と一緒に住んでいました。そのころは不動産とは、文字通り「動かない財産」だと思っていました。ところが大学を卒業後、1人暮らしを始め、転勤で何度か引越しを経験し、今は国際結婚してアジアの某国に住んでいます。この国で家とは「最も費用のかかる消耗品」です。家族構成やライフスタイルの変化にともなって、どんどん住み替えるのが一般的です。家賃収入で暮らすのでなければ、日本の「一家の主」と言うような、不動産を持つということに価値を感じません。

私自身も夫婦2人暮らしから、第1子誕生、第2子誕生というふうに、子どもの成長を見ながら住まいを替えてきました。家族が増えると共に、大きいアパートに引っ越してきました。その都度、システムキッチンや床暖房など住まいに新しい機能が増えていくのが快適に思います。年を取るにつれて、最新の機能というものはありがたいと思います。

日本では若いときに自分の家を買って、子どもや孫の世代に残すつもりで同じ家に永く住み続けるようです。すくなくとも自家用車を買い替えるような感覚で、家を買い換える感覚はないようです。そのような価値観は尊重しますが、少子化の現代、家は残すものではなくなっています。自分が老後を送る年齢になった時に、時代遅れなインテリアやインフラ整備を新しくしようにも費用が負担になるのはいかがなものかと思います。家(家屋・建築物)に縛られない生き方を業界は提案していってはと思います。

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